《0659》 介護の理想形、ゴジカラ村(その2) [未分類]

「農哲学院」の会員が作った料理を一緒に頂きました。
釜で炊いたご飯、かぼちゃの煮物、漬物など・・・
それらは「いただき繕」と言うそうです。

「膳」ではなく、「繕」です。
そういえば、味噌汁やお茶はありませんでした。
言われてから初めて気がつきました。

「農哲学院」では食事の前後2時間に水分を摂りません。
お茶で胃液が薄まるからです。
折角食べた御飯を水で薄めたくない気持ちになりました。

「何故、食事の時に水を飲んだらいけないのですか?」
これまで全く想定したことのない質問が飛んできました。
「胃酸が薄まり殺菌ができなくなるから」と答えました。

現代人は、水を摂りすぎてはいないか?
普段から私はそう思っています。
食事といい、水といい、必要以上に摂りすぎる気がします。

熱中症予防、脱水予防、脳梗塞予防のため
水をしっかり摂りなさい!と必ず言われます。
問題は水を摂るタイミングの方だと思います。

水分は食間がいいでしょう。
漢方薬も食間です。
食前食後に水を摂らないだけで3Kg痩せるそうです。

古民家は人を謙虚にします。

裸電球の下では、どこか暖かい気持ちになります。
LEDなどの白い電気の中で生活しているものにとって
裸電球の、薄いオレンジのような灯りはどこか懐かしい。

ちょっと不思議な世界から外に出ると月が綺麗でした。
雑木林のシルエットと重なる夜空は、夢の世界のよう。
長久手市には、すごい財産があることを知りました。

ゴジカラ村には、老人施設だけではなく、
農業人らが勉強する古民家もあるのです。
老人と子供が同居する街がゴジカラ村。

ゴジカラ村とは、五時から=アフターファイブに由来。
難しい理屈より楽しいことを大切にするのがコンセプト。
街全体が、一平ワールドになっているように感じました。

すっかり長久手ファンになってしまいました。

(つづく)