《0663》 真夜中のウオーキング [未分類]

最近は忙しさにかまけて、とても運動不足です。
そこで、昨夜は真夜中に2時間歩いてみました。
皇居の周りを2時間かけて一周しました。

車ばかりでほとんど歩かない毎日。
少しの距離でもついタクシーに乗ってしまいます。
患者さんに偉そうに言いながら、言動不一致です。

そこで突然、狂ったかのように歩いてみました。
深夜の東京はとても歩き易かった。
人通りがほとんどなくて、明るい。

普段、タクシーで通りすぎる場所を
じっくり眺めながらのウオーキング。
わざと少し早足で歩いてみました。

寒い中でも歩くと、少し汗が出てきました。
何カ月ぶりの汗だろう。
休憩なしで2時間歩けました。

まるでマラソンを走ったかのような気分でした。
深夜の都心もとても素敵でした。
地下鉄や道路の深夜作業を眺めながらの運動。

驚いたのは、午前3時にランニングしている人。
孤独なランナーと何人か、すれ違いました。
深夜のほうが走り易いのかもしれません。

彼らにとっては、深夜なのか、早朝なのか。
私には深夜でしたが、東京はまさに不夜城。
つかの間の非日常を体験しました。

数時間後には昨夜歩いた場所までタクシーで行きました。
なんだか自己矛盾を感じながらのタクシー乗車でした。
まあ、理屈より実践、と言い訳をしながら乗りました。

年齢とともに歩くのがおっくうになりがちです。
ちょっとしたことでも、自分を偽って生きています。
それでも時には、野生に戻ることができました。

歩くのは簡単。
だけど難しい。
毎日歩くのはもっと難しい、と感じている真冬です。