《0669》 かかったかな?と思ったら漢方薬 [未分類]

今週あたりがピークになりそうな予感がします。
そう、連日たくさんのインフル患者さんを診ています。
しかし、そもそも診ているひとたちは、罹らないの?

素朴な疑問があるでしょう。
当院で今季にインフルに罹った職員は、100人中2人。
毎年、新人職員、特に事務員さんが罹ります。

医師や看護師は、患者さんの「しぶき」を浴びます。
看護師さんは、簡易検査で鼻をコチョコチョします。
当然患者さんは咳やクシャミをしてそれを浴びます。

実は、我々も感染しているのです。
私自身は、たまに、ウイルスが入って来るのが分かります。
喉から入って来て数分間のうちに全身に広がっていきます。

全身の免疫系が働き始めるのが、分かります。
すぐに葛根湯を飲みます。
いっぺんに2包飲みます。

正確には、水無しで、口に含みます。
粉が喉にへばり着いてから胃に入っていきます。
喉の殺菌をするイメージです。

インフルは、気合いと漢方薬で数時間で治す。
これをモットーに診療してきました。
病気で診療を休んだことは16年間、皆無です。

実は、看護師さんもこれをやっているそうです。
葛根湯以外に、麻黄湯や小青竜湯でもいいと思います。
漢方薬で早期治療して、難を逃れる癖がついています。

実は私は予防注射もしていません。
忙しくて忘れていました。
健康診断もしていません。

そんな人間が偉そうに言える立場ではないのですが、
「漢方薬」という便利なものがあることをお伝えしたい。
タミフル、リレンザ、ラピアクタ以外にも武器はある。

かかったかな?と思ったら漢方薬、でも全然いいのです。
ですからお医者さんにかかった時に少し貰ってください。
いつもカバンの中に入れておきとりあえず飲んで下さい。

今日は、これから被災地支援と防災の講演です。
今週末は、認知症の講演。
来週は、漢方薬の講演等、一杯です。

来週は「ストレスと漢方」という演題を頂いています。
被災地における漢方薬の有用性についてお話をします。
医療者向けですので一般の方に聞いて頂けないのが残念。

こんな中でも、毎日、沢山のがん患者さんと接しています。
昼夜を問わず往診して、連日、看取りもしています。
また先週は研修医、昨日は医学生と往診同行しました。

1日の中にいくつものドラマがあります。