《0687》 「かいご学会」での学び(その1) [未分類]

昨日は、「かいご学会in西宮」に登壇していました。

か=介護
い=医療
ご=ご近所
学会は、シャレ。

介護と医療が、本音で「まじくる」場。

関西学院大学で5回目の開催でした。
全国から300人の介護・医療者・市民が集まりました。
午前は三好春樹さんや鳥海房江さんらを囲んでの討論会。

この集会の特徴は患者さんも介護者もしっかり発言すること。
上から目線では無く、むしろ下から目線での問題提起の場だ。
介護を受ける側と提供する側が「まじくる」のは実に楽しい。

毎回そうですが医療者には沢山の苦言が飛んできます。
介護者側は、医療者にかなりの不信感を持っています。
しかし介護と医療が仲良くしなければ日本の将来は無い。

そういえば一昨日も、姫路で介護と医療の連携に
ついて講演して、シンポジウムにも参加しました。
介護と医療の連携の難しさを痛感したばかりです。

介護を受ける側と、介護を提供する側。
お互いの立場を理解することは意外と困難。
ちなみに立場が逆転してみればよく分かる。

よく「医者が末期がんになって分かったこと」や
「看護師が末期がんになって初めて分かった」
という講演や著書を見かけます。

介護者されるひとの視点とするひとの視点は正反対です。
患者の視点と、医療者の視点も正反対。
医療の視点と介護の視点も正反対のことが多い。

毎年そうですが、この集会に参加すると
頭の中が、ごちゃごちゃになります。
しかし、いい意味での、「目からウロコ」なのです。

診療報酬改定の話を書き始めましたが、
かいご学会があまりに面白かったので数回、
昨日のかいご学会の収穫について話します。

(つづく)