《0689》 「かいご学会」での学び(その3)/なぜ、型にはめようとするのか? [未分類]

デイサービスやショートステイでの話です。
食べたくないのに食べさせる。
たしかにそうですね。

施設の職員は「お昼は半量しか食べませんでした」と、
眉をひそめて、悲しそうな顔で報告してくれます。
でも私たちも時に食事が摂れない時がありますよね。

全量摂取は虐待かも?
無理やり全部食べさせて、
吐くと吸引する!?

水もそうです。
なぜ水分は○○mlと決めるのだろうか。
我々もそんなことを考えて生きていない。

カロリー神話もそうです。
○○カロリーと言われたら食べれなくなる。
食べたいだけ食べたらいけなのだろうか。

「ゆっくりでいいよ」という介護職員がいます。
本当にそうならわざわざ言わなくてもいい言葉。
介護の職病病というか、余計なお世話では?

夜中に寝ているのを起こして、お尻をのぞく。
そんなことをされたら、誰でも怒りますよね。
後ろをついて歩くのも、うっとうしいものです。

一度出た薬は、出され続けます。
日本は、薬の使い過ぎなのです。
西洋の4~5倍量の薬が出ています。

相手の目をみない介護者が増えています。
人間対人間の要素が薄れています。
マニュアル化された介護になっています。

我々はなぜ、そんなに「型」にはめようとするのか。
もっと自然に任せた介護でもいいのではないか。

80過ぎたら生き仏!
もう少し、おおらかでもいいんじゃないかな。

(つづく)