《0691》 「かいご学会」での学び(その5)/日本、インド化計画!? [未分類]

介護界の大御所であられる三好春樹さんは
インドにすっかりはまっておられます。
インドに何度も足を運ぶうち考えが変わったと。

組織化された社会が解体される感覚。
いいルーズさ。
いい加減さ。

いい介護現場は、インドと似ている、そうです。
汚いものがあっても、隠していない。
老人も障害者も、普通に路上に出て来る。

何が正しいかを決めつけない。
型にはめない。
自由がある。

北欧行くよりインドに行こう!
人間も牛も変わらない!
いい介護現場はインドに似てくる!

「日本、インド化計画!?」を考えている
と、最後に笑わせて頂きました。
思わず自分自身の忙しい毎日を反省しました。

第三部は、愛知県長久手市にあるゴジカラ村の
吉田一平さんの語りでした。
「ゴジカラ村」とは、「5時から村」

「5時から男」を自称する芸能人もいます。
アフターファイブにこそ人生の楽しみがある。
好きなことをしている幸せ。

その自由さをコンセプトにしたのが、ゴジカラ村。
幼稚園と老人ホームが同居する不思議な空間です。
吉田一平さんは長久手市長になってしまいました。

雑木林に囲まれたゴジカラ村を1月に訪問しました。
そこには優しい風が吹いていました。
日本版のインド的空間のようにも思えてきました。

三好春樹さん、吉田一平さんは、「型にはめない」、
「失敗してもいい」、「汚くてもいい」、
「自由にしていい」ことを教えて頂きました。

一方、医療は制約が多く、そこまで自由にできません。
しかしどこかで「ゴジカラ村」や「インド的いい加減」
を意識することで、何かが変わるのかもしれません。

懇親会では全国から来阪されたひとたちと意見交換。
この「アピタルブログを読んでいますよ!」という
方が何人かおられて、感激いたしました。

(このシリーズ終わり)