《0693》 I love FUKUSHIMA [未分類]

福島の記録映像に多くの方が涙したことでしょう。
今週は往診の合間にTV映像にかじりつきでした。
あの日とあの日からの映像は何度見ても涙が出ます。

特に福島の1年を振り返ると言葉がありません。
原発やその周辺での作業、除染作業、
農家や漁師や酪農家の方々の嘆き・・・

福島から離れたひとも、出ないひともみんな被害者です。
離れた人が後ろめたく思っていると聞き、切なくなった。
どう考えても、どちらも何も悪くない!

収穫した稲穂をまるで我が子のように抱きしめて
「ごめんね」と話かけた農家の方。

「生きる気力が無くなった」と走り書きを残して
自殺された酪農家の方。

福島で子供を産んで育てる決意をした若夫婦。
「モルモットで結構」と言いながらの郷土愛。

でも、福島がFUKUSHIMAになってしまった。

しかし私は福島が好きです。
心豊かなひとたちが暮らす街。

震災が無ければ行くことが無かった福島。
でも震災のおかげで(?)この正月にも行けた福島。

そんな福島が、大好きになってしまいました。
今年の「相馬野馬追い」にも絶対に行きます。

相馬市の立谷市長さんと
南相馬市の桜井市長さんが協働する壮大なイベント。
このお祭りに行かないと本当の福島は分かりません。

I love FUKUSHIMA

今日は大阪で、被災地支援についての講演をしています。
2時46分には黙祷を捧げながらお話ししているでしょう。

犠牲になられた多くの皆様と、3つに分断された
南相馬市で頑張っている45439人の市民の皆様に
恥じない日々を送りたいと思います。