《0704》 高校野球を見て元気になろう! [未分類]

春の甲子園。
選手宣誓を見ていたら涙が出ました。
往診先の方もみんな泣いていました。

どうしてでしょうか。
よくわかりませんが、感動しました。
若い人に託したいと思いました。

高校野球には不思議な力があるようです。
プロ野球、大相撲、ゴルフとはまた別の魅力。
多くの在宅患者さんも高校野球を見ています。

いいことですよ!とお勧めします。
元気になりますよ!と言うと笑われます。
しかし本当にそう思います。

私は伊丹市の小学校、中学校に通いました。
当時から子供の野球のレベルは高かった。
後に、多くのプロ野球選手を輩出した土地。

そんな風土で育ったからでしょうか。
甲子園には特別な想いがあります。
私自身は毎日、家から甲子園まで走っていました。

そんな40年前の記憶と重ねて選手宣誓を見ました。
見逃された方のために、以下、石巻工業高校の
阿部翔人主将が選手宣誓をご紹介します。

東日本大震災から1年、日本は復興の真っ最中です。

被災をされた方々の中には苦しくて心の整理が付かず、
今も当時のことや亡くなられた方を忘れられず、
悲しみに暮れている方がたくさんいます

人は誰でも答えのない悲しみを受け入れることは苦しくて、
つらいことです。

しかし、日本が一つになり、その苦難を乗り越えることができれば、
その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。
だからこそ、日本中に届けます。感動、勇気、そして、笑顔。

見せましょう、日本の底力、絆を。
われわれ高校球児ができること、それは全力で戦い抜き、
最後まであきらめないことです。

今野球ができることに感謝し、
全身全霊で正々堂々プレーすることを誓います。

「日本の底力、絆を見せましょう」との宣誓。
素直な日本語がストレートに入ってきました。
天皇陛下のお言葉を思い出しました。

野球ができることに感謝とは、多くのひとには
生きていることへの感謝に置き換えられるでしょう。
凛とした阿部主将の言葉を、忘れないように生きたい。