こうして書いている間にも、看取りがあります。
また、4月1日の医療介護診療報酬改定を控えて
毎日、何かと忙しくなっています。
さて、今日はちょっとカミングアウトしてみます。
自分が嫌なことを、患者さんに行う場合の話です。
私の場合は、以下の3つが頭に浮かびます。
- 本人の意思を無視して不治かつ末期なのに延命措置をする
- ジェネリック医薬品を勧める
- 90歳以上の方の、難しい検査や手術
認知症終末期の胃瘻の是非について、医師に聞いてみました。
ほぼ全員が、「自分には望まない」でした。
尊厳死法制化の是非についてアンケートがありました。
約9割の医師が、「尊厳死法制化が必要」との意見でした。
と言いながらも、延命措置を続けるのが多くの病院の毎日です。
- 自分は延命治療は絶対に嫌だ、
- 法律でも尊厳死を認めて欲しい、
と9割の医師が考えています。
自分が嫌なことを患者さんには行わざるを得ない
現状には、医師にもそれなりの理由があります。
患者さんがよくても家族が許さない、
即ち訴追されるかもしれないからです。
2つめのジェネリック医薬品、
3つめの高齢者への難しい検査や手術や
に関しては、またの機会に書きます。
医師の本音を知る簡単な方法を教えましょう。
「先生の親だったら、どうされますか?」
実は、医師もこの質問を待っているのです。
本音を聞いてから選択するという方法もあると思います。