《0072》 健康とは「健康感」、幸福とは「幸福感」 [未分類]

今日は私の52回目の誕生日。
まあどうでもいいのですが……。
今夕は看護協会で講演、そして戻ってから夜の診察と往診です。

昨夜は、校医をしている某夜間高校の学生全員を体育館に集めて、
「健康」について年2回の講演をしました。
松たか子氏主演の映画「告白」を先週見て以来、子供たちの前で
話すことがちょっと怖くなりましたが、何とか終えました。
この映画「告白」は、私に多くの余韻を残しました。
母と子の絆、生きることの意味が問われている見事な映画でした。

この日曜日、99歳を目前にした、日野原重明先生の講演を久々に
聴き、感動しました。
氏はまだバリバリの現役でした。
今でも7時30分からのカンファレンスに毎朝、出席されるそうです。

「健康とは何か?」について、熱く語られました。
「健康とは、健康感が漂うこと」、だそうです。
たとえ病気があっても「健康感」があれば「健康」、だそうです。
これは、「幸福」にも言えるようです。
「幸福感」が漂っている人こそが、「幸福」であるとも。

皆様は、いかがですか?
「健康」でしょうか?
「幸福」でしょうか?
さらに、「人生とは?」という問いに対しては、氏はこう定義されました。

日野原式Choice of Habits of Living
 1ーどう食べ(Eat)
 2ーどう呼吸し(Breath)
 3ーどう動き(Move)
 4ーどう休み(Rest and Sleep)
 5ーどう仕事し(Work)
 6ーどう集中して考えるか(Think and Concentrate)

なるほど……。
1~6の割合を自分で選ぶことが、「人生」だそうです。
そう言われれば、確かに、そうですね。

自分自身を振り返ってみて、自信のある項目は一つもありません。
ますます、人様に「健康」の説教を垂れる自分が怖くなりました。(笑)