《0720》 緩和医療は「地域」にある [未分類]

死は結果です。

どう生きるか、どう楽しむかが、本質です。

しかし、身や心が苦しくては楽しめません。

 

がん対策基本法では、早期からの緩和医療や

緩和医療の充実が謳われています。

がん拠点病院の先生が在宅医に教えています。

 

ここでいう緩和医療とは、どんなイメージでしょうか?

ホスピス?

麻薬?

 

緩和医療というと、何か特殊なものに感じます。

しかしそれは決して特殊な医療ではありません。

緩和医療とは、心身両面の痛みを和らげる医療です。

 

そこでは病気の種類を問いません。

がん以外の病気、たとえ老衰でも

亡くなる時には多少の苦痛を伴います。

 

緩和医療は、療養の場所を問いません。

ホスピスや病院だけでなく、自宅も緩和の場です。

それを「在宅ホスピス」と呼びます。

 

尊厳死は、尊厳生である。

そして尊厳生は緩和医療と両輪である。

これが私の持論です。

 

在宅で亡くなっても亡くならなくても地域での時間は長い。

そう、緩和医療は、本当は「地域」にあります。

地域で看取るれるのは、緩和医療があるからです。