死は結果です。
どう生きるか、どう楽しむかが、本質です。
しかし、身や心が苦しくては楽しめません。
がん対策基本法では、早期からの緩和医療や
緩和医療の充実が謳われています。
がん拠点病院の先生が在宅医に教えています。
ここでいう緩和医療とは、どんなイメージでしょうか?
ホスピス?
麻薬?
緩和医療というと、何か特殊なものに感じます。
しかしそれは決して特殊な医療ではありません。
緩和医療とは、心身両面の痛みを和らげる医療です。
そこでは病気の種類を問いません。
がん以外の病気、たとえ老衰でも
亡くなる時には多少の苦痛を伴います。
緩和医療は、療養の場所を問いません。
ホスピスや病院だけでなく、自宅も緩和の場です。
それを「在宅ホスピス」と呼びます。
尊厳死は、尊厳生である。
そして尊厳生は緩和医療と両輪である。
これが私の持論です。
在宅で亡くなっても亡くならなくても地域での時間は長い。
そう、緩和医療は、本当は「地域」にあります。
地域で看取るれるのは、緩和医療があるからです。