忙中閑あり。
先週末は、満開の桜をあちこちで満喫し、
話題の映画「アーテイスト」を観ました。
白黒の無声映画。
淡く切ない大人の映画でした。
言葉の代わりに素敵な音楽が奏でていました。
とっても素直で分かり易い映画でした。
子犬がまるで家族のように寄り添っていました。
なんともいえない映画に、泣いてしまいました。
この映画を見ながら、在宅医療を連想しました。
高度な医療機器も無い、昔ながらの町医者医療。
邦画なら「オールデイズ3丁目の夕日」でしょうか。
今日から新学期。
街は新入職員や新入社員で溢れています。
私も気持ちを新たに気を引き締めてスタートします。
当院も何人かの職員が入れ替わりました。
それぞれの出会いと別れがあるこの季節。
楽しくワクワクするけれどどこか切ない。
今年在宅で看取った患者さんがもう20人を超えました。
まさに一期一会の在宅と、一期一会のお花見の春です。
町医者の毎日とは、まるで白黒の無声映画のようです。