《0722》 映画「アーテスト」と在宅医療 [未分類]

忙中閑あり。

先週末は、満開の桜をあちこちで満喫し、

話題の映画「アーテイスト」を観ました。

 

白黒の無声映画。

淡く切ない大人の映画でした。

言葉の代わりに素敵な音楽が奏でていました。

 

とっても素直で分かり易い映画でした。

子犬がまるで家族のように寄り添っていました。

なんともいえない映画に、泣いてしまいました。

 

この映画を見ながら、在宅医療を連想しました。

高度な医療機器も無い、昔ながらの町医者医療。

邦画なら「オールデイズ3丁目の夕日」でしょうか。

 

今日から新学期。

街は新入職員や新入社員で溢れています。

私も気持ちを新たに気を引き締めてスタートします。

 

当院も何人かの職員が入れ替わりました。

それぞれの出会いと別れがあるこの季節。

楽しくワクワクするけれどどこか切ない。

 

今年在宅で看取った患者さんがもう20人を超えました。

まさに一期一会の在宅と、一期一会のお花見の春です。

町医者の毎日とは、まるで白黒の無声映画のようです。