診察終了5分前に、何人か駆け込んでこられます。
多い時は、10人以上に及びます。
3つのパターンがあります。
1)本当の急病患者
2)何年も前から症状がある人
3)「駆け込み受診」が好きな人
1)は、インフルエンザや腹痛などです。
昨夜は3人のインフル患者が来ました。
2)の方の場合。
「いつから症状があるのですか?」
「はあ、30年ぐらい前からです」
「・・・」
呑気な方がいるものです。
30年待って、今、ですか?
まあ、それでも来たのだからいいですが。
なぜかタバコがらみの方が多いですね。
タバコまみれの咳を吹きかけられます。
喫煙者はなぜか、駆け込みの方が多い。
3)の方の場合。
診察終了前が空いていると信じています。
「終わりだから空いているに違いない」と。
「最後に来たのに、まだ込んでいる!」と
よく分からない理屈で怒られます。
要するに、少しでも待ちたくないのです。
こうして外来診療は延長戦へと突入します。
看護師も事務員もなかなか帰れません。
気がつけば午後7時のつもりが8時になる。
当院の場合、一番空いているのは、午後6時前後です。
主婦は夕飯の準備で帰り、サラリーマンはまだ帰れない。
あとは雨や嵐などの悪天候の時でしょうか。
人の逆をいけば、待ち時間はほとんどありません。
「いつもたくさん待たされて」という方は、
受診される時間を工夫してみてはどうでしょうか。