《0725》 なごりインフル [未分類]

世間ではまだインフルが残っています。

当院ではこの1週間、9名のB型インフルがいました。

なごり雪ならぬ、「なごりインフル」と呼んでます。

 

風邪の診療が一番難しい。

 

風邪かと思ったらインフルだった。

感染性胃腸炎だった。

肺炎だった。

 

それくらいの誤診はよくあります。

 

風邪だと思ったら、胆のう炎だった。

腎盂腎炎だった。

化膿性膝関節炎だった。

 

さすがに医者を許せませんか?

 

風邪だと思ったら、白血病だった。

膠原病だった。

肝膿瘍だった。

 

これなら、仕方がありませんか?

 

自称、風邪患者さんは、本当に油断できないのです。

気になったら白血球やCRP(炎症反応)を調べます。

それでも良く分からない風邪が時にあります。

 

風邪だと思ったら、単なる詐病だった!?

 

あとで診断書を頼まれる時に告白されます。

 

「職場を休むため、嘘をつきました」

「寝坊したので職場に風邪と言いました」

「試験をサボるために仮病を使いました」

 

ああ、ここでもまた「誤診」です(恥)。

 

風邪の診療には、いくら気をつけても、

あとで赤面するのが「風邪」なのです。