《0728》 お薬受診 [未分類]

「薬だけくれ!」という方が来られます。

「診察しないとお薬は出せません」と言うと

怒って帰られる人が時々います。

 

現在、「お薬受診」というものは無いので

必ず診察に入ってもらいます。

しかし待ち時間で切れる方もおられます。

 

「変わりなし!」と言われても、診察をします。

顔色を見たり、血圧を測ったり、脈を調べたり。

もしかしたら変化があるかもしれないからです。

 

しぶしぶ診察室に入って来るひとでも

診察してみると大きな異常があることも。

貧血で顔面蒼白になっている人がいました。

 

慌てて、鎮痛剤の処方を中止しました。

後で胃カメラで胃潰瘍からの出血を確認しました。

診察に入ってもらっていて、本当に良かった!

 

造血剤で1ケ月ほどで無事回復されました。

患者さんも入院せずに治り、喜ばれました。

 

診察は、してみるもんです。

いや、しなきゃいけないのですが。

もちろん、血圧も測ってみるものです。

 

どうしても時間が無い時は顔色を診させてください。

診ないとお薬を出してはいけないのです。

ですから多少時間がかかるのは仕方がありません。

 

長期出張の場合など、ご家族が代理で受診されることが

時々ありますが、これは許されています。