《0733》 診療所は事務員さんが命 [未分類]

どこの診療所にも通常、事務員さんがいます。

目立ちませんが、一番大切なポジションです。

彼らの一挙一動が患者さんを安心させ不安にもする。

 

事務員さんの笑顔が素敵。

患者さんからそう褒められると、素直に嬉しい。

ある意味看護師を褒められるよりも嬉しいもの。

 

「医者はまあまあだが受け付けの愛想がいいから」

そう言われるとちょっと複雑ですがまあ許します。

「あそこは感じの悪い受付がいる」のが一番困る。

 

受け付けは、よく診療所の顔と言われます。

確かに自分が歯医者さんに行った時、そう思いました。

優しい笑顔の受付の方を見たらそれだけで安心します。

 

事務員さんは、いろんな仕事をこなします。

朝一番に来て掃除し戸を開けて患者さんを入れます。

保険証の確認をしてから、カルテをサッと出します。

 

診察後は、レセコンに入力して、会計をします。

毎月、1日~9日位は、レセプト作業に没頭しています。

診察終了後に始まりますから、作業は深夜に及ぶことも。

 

特に、正月やGWは、ちょうどレセプト期間中です。

事務員さんの宿命と言い切っては、彼らが可哀そう。

いつかその流れを断ち切りたいと思いながらも甘えます。

 

事務員さんは医療職ではありません。

もちろん介護職でもありません。

事務は事務です。

 

事務の学校を出た方もおられれば素人から入られた方も。

いろんな経歴の方が、協力して事務作業をしてくれます。

本当に有難いことです。

 

しかし、普段は、それを表現する暇がありません。

気がついたら、彼らを怒鳴ったり、怒ってばかり・・・

家に帰ると、自己嫌悪になることがしばしばあります。

 

私へのクレームも彼らが受け止めてくれます。

時には1時間もクレームを傾聴してくれます。

本当に有難い存在なのです。

 

院長の機嫌を見ながらクレーム情報を伝えてくれます。

時には、私が彼らに厳しく叱責されることもあります。

彼らは、患者さんの生情報をよく知っているのです。

 

彼らは、一番最初に出社し、最後まで居ます。

最後に鍵をかけて帰るのも彼ら。

本当に、縁の下の力持ちなのす。

 

診療所は、事務員さんが命です。

何度も喜ばされたり、反対に泣かされたことも。

最近は、空気のような存在になりつつあります。

 

医者や看護師は、患者さんに直接感謝されることが多い。

しかし事務員さんが直接感謝される機会は意外に少ない。

もっともっと感謝しなければバチが当たと毎日思います。

 

今日は、事務員さんのことを褒め殺ししています。

GWが近いからです。

彼らはGW中も、レセプト作業で缶詰めになります。