《0745》 歯医者さんの悲鳴 [未分類]

数日前、歯医者さんの会合に顔を出しました。

そこでは初めて聞く生生しい話ばかりでした。

お医者さんと歯医者さんは、近くて遠い存在。

 

お金の話で恐縮ですが、両者の診療報酬は

初診料 医科2800円、歯科2180円

再診料 医科 690円、歯科 420円。

 

歯医者さんは平均、1日16人を診るそうです。

歯医者さんが診る患者数には当然、限りがあります。

一方、お医者さんは数に特に制限はありません。

 

歯科の診療報酬は年々低下。

それに従い所得も年々低下。

もう来るところまで来た、と嘆いておられました。

 

年収200万円以下の歯医者さんが2割もいるそうです。

ワーキングプアとは、若者だけの言葉ではありません。

もはや歯医者のみならず、弁護士もその領域であると。

 

お医者さんと歯医者さんの共通点を挙げると

・6年制教育

・死亡診断書を書ける

・お薬を処方できる

などでしょうか。

 

歯医者を志す若者が減っているそうです。

定員割れの歯学部もあります。

しかし、本当にそれでいいのでしょうか?

 

超高齢化社会において、医者とは無縁であっても

歯医者さんと無縁で過ごすことは大変なことです。

「生きることは食べること」

 

胃瘻を拒否して最期まで食べよう!というからには

歯があって、口腔ケアがあってこそのことでしょう。

すなわち歯医者さんのお世話にならない長寿は難しい。

 

歯医者さんにもっと関心を持つべきだと思った。

歯医者さんの悲鳴を、みなさんどう感じますか?

かかりつけの歯医者さんに聞いてみてください。

 

PS)

GWの谷間の昨日は、「嵐」、でした。

朝、机の上のカルテははや100番でした。

普段では考えられない忙しい毎日です。