最近、葬儀屋さんが混んでいます。
多死社会の到来を実感します。
亡くなってから2~3日そのままのことも。
その後は、49日前後に訪問することもあります。
そのころには、家族はかなり落ち着かれています。
その後は、思い出すたびに立ち寄る家もあります。
アポなしでの訪問のこともあります。
往診と往診の合間に訪問することも。
訪問看護師も同様に訪問しています。
一昨日はある若者の命日を記念したイベントでした。
このように毎年、命日を思い出す患者さんもいます。
亡くなってからが、ご家族との新しいご縁の始まり。
この3月には看取ったご家族とのお茶会をしました。
とても荘厳で楽しい時間をみんなで共有できました。
1:1だった関係が、10:10に広がりました。
こうした関係になったご家族が、500人以上です。
こうして書いている間にも、どんどん増えています。
このシリーズを書き始めてからだけで7人の旅立ち。
往診シリーズは、今日で一旦、終了させて頂きます。
入れ替わり立ち替わり、いろんな病院から研修医君が
1週間の地域研修、という名目でやってこられます。
なかには熱心な志願兵もいます。
最後の訪問診療を見たいという研修医君がいました。
午後11時くらいまでかかったので呆れていました。
夜の訪問、夜の家族説明はどうしても時間がかかります。
しかし一番見て欲しいのは、夜の患者さんとご家族です。
昼間の通りいっぺんの訪問では分からないかと思います。
長いシリーズになってしまいました。
気の向くまま、寄り道しながら書いてきました。
13日からスイスでの死の権利・世界連合総会に出席します。
日本の尊厳死法制化議連の動向と合わせて、「死」を巡る
国内外の議論にもう少しだけお付き合いください。
とりあえず、一区切りとさせて頂きます。