今日は、日本ホスピス在宅ケア研究会の理事会です。
私は、理事を拝命しています。
今日は、朝から晩まで、会議や勉強会で引きこもります。
9月8、9日、北海道の帯広で第20回大会が開催されます。
http://www.kodomo-edu.info/from_this_tokachi/
私ももちろん参加、講演もします。
とかち大会の準備のための今日という日です。
日本ホスピス在宅ケア研究会とは読んで字のごとく、
ホスピスケア、在宅ケアを語り合う全国組織です。
いつからか自然な流れでこの研究会に入れて頂いています。
帯広に山下浩介先生という素晴らしいお医者さんがいました。
過去形で書いたのは、ご病気で亡くなられてしまったのです。
私と同じ年代の医師です。
山下先生が大会長を務めるので帯広開催が決まりました。
しかし主役が急逝されてどうするかが話し合われました。
結局、当初の計画どおりに帯広での開催が決まりました。
まさに山下先生の遺志をついだ全国大会になるわけです。
帯広地区は、「とかち」ともいうそうで「とかち大会」です。
北の大地に、「ホスピスマインド」の花が咲くことでしょう。
この理事会で見た山下先生の素敵な笑顔が忘れられません。
「元気?頑張ってる?」と笑顔で話されます。
あの笑顔が焼き付いているのは私だけではありません。
実に多くの患者さんが山下先生の笑顔に癒されていたことを
彼が亡くなってから初めて知りました。
いいお医者さんは、なぜ早く逝くのでしょう?
(ああ、日野原先生に怒られる!)
一昨年の鳥取大会では一青窈さんが飛び込みで歌いました。
昨年の沖縄大会では、喜納祥吉さんのステージを見ました。
在宅スタッフたちとともに、つかの間の息抜きをしました。
この研究会の特徴は、市民が中心の会であることです。
医療は市民がつくるもの。
その精神が貫かれています。
この研究会では「先生」と呼ぶと罰金を払う規則です。
分かっていてもついつい「先生」と言ってしまいます。
しかし先生もただの人。
こんな「とかち大会」に興味のある方は、
是非とも参加の準備をお願いします。
9月の北の大地でお会いしましょう。