《0812》 日本ホスピス在宅ケア研究会・とかち大会 [未分類]

今日は、日本ホスピス在宅ケア研究会の理事会です。

私は、理事を拝命しています。

今日は、朝から晩まで、会議や勉強会で引きこもります。

 

9月8、9日、北海道の帯広で第20回大会が開催されます。

http://www.kodomo-edu.info/from_this_tokachi/

私ももちろん参加、講演もします。

とかち大会の準備のための今日という日です。

 

日本ホスピス在宅ケア研究会とは読んで字のごとく、

ホスピスケア、在宅ケアを語り合う全国組織です。

いつからか自然な流れでこの研究会に入れて頂いています。

 

帯広に山下浩介先生という素晴らしいお医者さんがいました。

過去形で書いたのは、ご病気で亡くなられてしまったのです。

私と同じ年代の医師です。

 

山下先生が大会長を務めるので帯広開催が決まりました。

しかし主役が急逝されてどうするかが話し合われました。

結局、当初の計画どおりに帯広での開催が決まりました。

 

まさに山下先生の遺志をついだ全国大会になるわけです。

帯広地区は、「とかち」ともいうそうで「とかち大会」です。

北の大地に、「ホスピスマインド」の花が咲くことでしょう。

 

この理事会で見た山下先生の素敵な笑顔が忘れられません。

「元気?頑張ってる?」と笑顔で話されます。

あの笑顔が焼き付いているのは私だけではありません。

 

実に多くの患者さんが山下先生の笑顔に癒されていたことを

彼が亡くなってから初めて知りました。

いいお医者さんは、なぜ早く逝くのでしょう?

(ああ、日野原先生に怒られる!)

 

一昨年の鳥取大会では一青窈さんが飛び込みで歌いました。

昨年の沖縄大会では、喜納祥吉さんのステージを見ました。

在宅スタッフたちとともに、つかの間の息抜きをしました。

 

この研究会の特徴は、市民が中心の会であることです。

医療は市民がつくるもの。

その精神が貫かれています。

 

この研究会では「先生」と呼ぶと罰金を払う規則です。

分かっていてもついつい「先生」と言ってしまいます。

しかし先生もただの人。

 

こんな「とかち大会」に興味のある方は、

是非とも参加の準備をお願いします。

9月の北の大地でお会いしましょう。