《0823》 在宅医療と専門医 [未分類]

在宅医療は、総合診療だと思ってきました。

それを行う医師は、総合医だと。

しかし、それも一部、崩れつつあるようです。

 

○○疾患専門の在宅医という風に分化しています。

私は、どんな病気でも診ます。

在宅医として、受けない病気はありません。

 

もちろん私の手に負えない目や鼻や皮膚の病気は

それぞれの専門医に往診を依頼することはあります。

しかし原疾患については、すべて受けるという姿勢。

 

しかし在宅医療も、専門分化が進みつつあります。

1人の患者に5人の在宅医チームをつけることがいい

というお考えの医師と議論したこともあります。

 

総合医議論は、病院や外来だけの話ではありません。

在宅医療にも、その命題は及んで来ています。

患者も医者も、ある意味、難しい時代に生きています。

 

「在宅医学会専門医」という肩がきを持っています。

しかしそれ自体が、専門性を誇示しており、

在宅医療=総合医、との主張と合わない気がします。

 

「総合性」という「専門性」は、存在するか?

これはある意味、永遠の命題かもしれません。

私自身は、存在するが客観的評価はしなくていいと。

 

一昨日、拙書「平穏死・10の条件」という本が出ました。

http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%B9%B3%E7%A9%8F%E6%AD%BB%E3%80%8D-10%E3%81%AE%E6%9D%A1%E4%BB%B6-%E9%95%B7%E5%B0%BE-%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4893087770/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1341589234&sr=1-1

新聞各紙に広告が載っているよ、という連絡がありました。

ある書店では売り切れだったという書き込みも頂きました。

 

あるネット書店のランキングを聞いてビックリしました。

初日は、300位。

翌朝は、98位。

 

その後、80位、60位、そして、53位まできました。

なんと1時間毎に、ランキングが入れ変わるのです。

同じドメインからは、何冊買っても、後で買っても1点。

 

何万、何十万ある書籍の中で、いきなりこんな上位に

ラインキングされるなんて、ちょっと信じられません。

しかし、便利な世の中になったと、感心しています。

 

きっとこのブログを読んで頂いている方が応援して

買ってくれているのだろう、と想像しています。

この場をお借りして買って頂いた皆様に感謝いたします。

 

ついでに、読まれた感想をお寄せ下さい。

また、もしよろしければ知り合いに勧めてください。

私は、日本中の病院の先生に読んでほしいのです。