今日の午後は、大阪府茨木市で講演します。
最近の講演タイトルは「高齢者・・・」というのが多い。
そして、たいてい高齢化率の話から講演が始まります。
超高齢社会に突入した。
1人の若者が1人の高齢者を支える時代が来るぞ。
さあ医療だ介護だ、大変だ、大変だ・・・
そんな話をしながら、「どこか変だ」と感じています。
高齢者の定義です。
65歳以上を高齢者とするから「高齢化」となるのでは。
長寿社会に合わせて、高齢者の年齢を段階的に
上げてはどうでしょうか?
まずは、70歳からが高齢者でもいいように思いますが。
75歳以上を後期高齢者と呼びますが、私より元気な
後期高齢者がたくさんいます。
週に3日ゴルフをしたり飛びまわっている後期高齢者。
なんだか変ですよね。
後期ではなく、どうみても「前期」か「中期」程度。
そんな高齢者が増えてきました。
提案です。
75歳以上を前期高齢者、
85歳以上を後期高齢者としてはどうか。
怒られるでしょうね。
今、74歳のひとに。
やっと後期高齢者になれると思ったら10年延期に。
高齢者問題、高齢者問題と言いますが、
定義を変えるだけで、かなり変わるかもしれません。
働けるだけ働ける社会にすれば、何かが変わるでしょう。
もちろん、健康寿命にはかなりの個人差があります。
60歳でも老人っぽいひともいれば、
80歳でも少年のようなひともいる。
どちらになっても楽しく生きていける社会、という
「懐の広さ」は必要ですが、少しは変える必要がある。
町医者をしていて、つくずくそう感じます。