《0826》 75歳からが老人? [未分類]

今日の午後は、大阪府茨木市で講演します。

最近の講演タイトルは「高齢者・・・」というのが多い。

そして、たいてい高齢化率の話から講演が始まります。

 

超高齢社会に突入した。

1人の若者が1人の高齢者を支える時代が来るぞ。

さあ医療だ介護だ、大変だ、大変だ・・・

 

そんな話をしながら、「どこか変だ」と感じています。

高齢者の定義です。

65歳以上を高齢者とするから「高齢化」となるのでは。

 

長寿社会に合わせて、高齢者の年齢を段階的に

上げてはどうでしょうか?

まずは、70歳からが高齢者でもいいように思いますが。

 

75歳以上を後期高齢者と呼びますが、私より元気な

後期高齢者がたくさんいます。

週に3日ゴルフをしたり飛びまわっている後期高齢者。

 

なんだか変ですよね。

後期ではなく、どうみても「前期」か「中期」程度。

そんな高齢者が増えてきました。

 

提案です。

75歳以上を前期高齢者、

85歳以上を後期高齢者としてはどうか。

 

怒られるでしょうね。

今、74歳のひとに。

やっと後期高齢者になれると思ったら10年延期に。

 

高齢者問題、高齢者問題と言いますが、

定義を変えるだけで、かなり変わるかもしれません。

働けるだけ働ける社会にすれば、何かが変わるでしょう。

 

もちろん、健康寿命にはかなりの個人差があります。

60歳でも老人っぽいひともいれば、

80歳でも少年のようなひともいる。

 

どちらになっても楽しく生きていける社会、という

「懐の広さ」は必要ですが、少しは変える必要がある。

町医者をしていて、つくずくそう感じます。