《0831》 28度と29度は大違い [未分類]

ついにロンドンオリンピックが始まりましたね。

テレビ映像をみながら、数年前、10日間ほど、

ロンドンの裏町を彷徨った記憶が蘇りました。

 

深夜、迷子になって人通りのないハイドパーク沿いで

ホテルに帰る道を尋ねました。

ビシっとネクタイを締めた英国人は親身に教えてくれました。

 

やはり紳士の国、だと思いました。

ハロッズのトイレが高かったこと。

チョコレートバーが美味しかったこと。

 

深夜のライブハウスでオジサン達が興奮していたこと。

日本に来る前の「マンマミーア」を鑑賞したこと。

いろんな記憶が蘇ってきます。

 

ロンドンは天候不順とのこと。

雨にたたられないことを祈ります。

ああ、男子サッカー、強豪スペインに勝ちましたね!

 

さて、私はあるエネルギー会社の産業医を拝命しています。

先日、職場巡回しました。

見慣れぬ光景に遭遇しました。

 

設定温度は、29度。

少し前までは、窓を開けていました。

しかし今はさすがにそれはできません。

 

団扇や扇子で仰いでいるひと。

首にタオルを巻いているひと。

Tシャツひとつで走り回っているひと。

 

悩ましいのが、南向きの窓のブラインド。

消して照明を補うにはブラインドを上げればいい。

しかしそうすると室内温度がさらに上がるというジレンマ。

 

いろんな職場模様を見て回り点検。

その後、健康相談をしますが、額から汗が流れます。

それが目に入って痛くなります。

 

サウナ状態。

窓には扇風機が沢山ついています。

これが結構涼しい。

 

ちょっとした、昭和、の空気に戻ります。

ただ、お客さんが来る場所の設定温度は28度です。

これだと少しマシです。

 

28度と29度は大違い。

天国と地獄と言えばチト大げさ。

しかし1度の有難味をこれほど感じたことはありません。

 

私が一番ショックだったのは自動販売機の電源が外れていた事。

会議のあとに、缶コーヒーを飲むのが楽しみだったのですが・・

自動販売機が、一番電気をくうのです。

 

エネルギー会社は、節電を率先して実践しています。

こうして頑張れば、30%ほど節電できるそうです。

再び、節電の夏がやってきました。