《0852》 生もの摂取にご注意を [未分類]

老人施設や避難所での食中毒が報道されています。

O-157による犠牲者が、何人か出たとのこと。

夏の生もの摂取には、くれぐれもご注意ください。

 

体力の無い方、高齢者は生ものは控えたほうが絶対いい。

必ず火を通してから口に入れてください。

肝硬変の方も、生ものは避けてください。

 

以前、肝臓に膿の塊(膿瘍)が出来た人を診ました。

食べ物の中の細菌が血管に入り肝臓で育ったようです。

とにかく口から入れるものは充分に吟味してください。

 

もし下痢をしたら2食抜いてください。

水分だけ、少しずつ補給してください。

元気になろうと沢山食べると、逆効果。

 

下痢+血便の時は、早めに医療機関を受診してください。

便の培養や、内視鏡検査が必要です。

場合によっては入院を覚悟してください。

 

先週は、アニサキスという寄生虫の方がいました。

きずしを食べた、との問診で、診断がつきました。

その場で内視鏡っを入れて、虫体を除去しました。

 

内視鏡が無理なら、じんま疹の時と同じ注射で

様子を見てもいいです。あまり知られていませんが。

それで腹痛が収まれば、アニサキス症でいいのです。

 

温度が非常に重要です。

冬と夏では、大ちがい。

細菌類は、今の温度だともの凄い速度で増殖します。

 

残暑というには、あまりに凄い猛暑ですね。

みなさん、食欲はいかがですか?

私は食欲がありすぎて困っています。

 

炭水化物ダイエットをしている人に囲まれながら

毎食、炭水化物タップリの食事をしてしまいます。

不養生が治りません。

 

しかし生ものだけには、気をつけています。

血便が出たらみなさんにご迷惑をかけます。

こんな私でもそれだけは気をつけています。