両足が義足の選手が、リレーのアンカーを務めました。
パラリンピックの話ではありません。
ロンドンオリンピックの話です。
南アフリカのオスカー・ピクトリウス選手。
男子1600mリレーのアンカーを務めました。
http://www.asahi.com/olympics/news/TKY201208110148.html
男子400mでも、準決勝まで進みました。
http://www.asahi.com/shimbun/nie/kiji/kiji/20120810.html
驚きました、という言葉しか浮かびません。
彼はパラリンピックのチャンピオン。
いつしか本物のオリンピックに出たい、と思ったそうです。
義足選手が走ることに物議があったそうですが叶いました。
想いは叶う。
願いは叶う。
努力は叶う。
彼は生まれつき、足に障がいを持っています。
しかし自分を障がい者だと思ったことは一度も無いと。
義足は彼にとっては、単なる靴にすぎないそうです。
あまりにもありきたりですが一つの真実を世界中に教えました。
一方で、義足が有利になるのでは? という議論は残りました。
しかし私は今回の出場許可の判断は間違っていないと思います。
誰が好んで義足をつけるでしょうか?
義足をつけないにこしたことはありません。
素直に、凄い!ではいけないのでしょうか。
以前、片足のプロゴルファーを見たことがあります。
自分は両足があるのになんでこんなに下手なんだろと。
そして今回のピクトリウス選手にも、教えられました。
ウサインボルト選手も側弯という欠点を努力で補いました。
ピクトリウス選手も全く同じです。
障がいという概念を、塗り替える大活躍だったと思います。
人間の可能性は本当に凄い。
努力が、可能性を切り開く。
だからオリンピック観戦はやめられない。