《0859》 大学病院勤務医と在宅医の懇談会 [未分類]

昨日は、ある大学病院で勤務医と地域の在宅医の懇談会

が開催されました。

不肖私が司会を務めさせて頂きました。

 

100人を超える参加者があり、大変有意義な勉強会でした。

大学病院など大きな病院には必ず「地域連携室」があります。

開業医からの紹介患者さんは、全てここを通ります。

 

反対に退院した後の紹介先もこの地域連携室を通ります。

全てではありません。

患者さんが勝手に次の医療機関を探す場合も結構あります。

 

また病院の主治医が直接、在宅医に依頼をする場合もある。

地域連携室を通るルートと、通らないルート、の2通りが

あります。

 

・在宅医はどんな医療処置まで対応できるのか?

・急変時にも対応できるのか?

・深夜の看取りの時はどうすればいいのか?

・どんな病状になれば、在宅医に紹介すればいいのか?

・その連絡方法は電話がいいのか、FAXがいいのか?

・どこにどんな在宅医がいるのか、どうしたら分かるのか?

 

病院の先生から出た様々な疑問が、議論されました。

在宅医にとって当たり前のことが、病院の医師には

ビックリするような話も沢山あるようです。

 

当たり前のような情報交換会ですが実は当たり前ではない。

全国的にみても非常に珍しい、先進的な試みだと思います。

それも大学病院の中で開催された意義は大きいと思います。

 

地域連携室というものが出来たのは尼崎市医師会が発祥です。

当初は、県立病院の中に医師会の職員が派遣されていました。

それが全国に広がり現在は日本中の病院に連携室があります。

 

地域連携室という存在を知って頂けたらと思い書いています。

退院後に、次の一手に困ったら、ここに立ち寄ってください。

そこで専属で働いている医師もいることも、知ってください。

 

第二部の司会を担当しましたが、第三部は居酒屋さんでした。

初めて出会ういろんな先生と意見交換ができました。

話が弾み、危うく、終電に乗り遅れるところでした。