《0872》 テレビが呼んだメールや電話に感謝 [未分類]

今さらですが、テレビの影響力は凄いですね。
昨日、お昼のテレビに少し出させて頂きました。
映った瞬間から、患者から電話が鳴りやまない。

在宅患者さんは携帯番号を知っています。
「先生、今、テレビに出ています!」に、
「分っていますよ、ありがとうさん」と。

その後も、携帯が鳴りやみません。
10年くらい番号が変わっていないので
かなり昔の方からも電話がかかってきます。

ネットも凄いですね。
メールやフェイスブックなど「見ました」コール。
よくぞこれだけの人が見ている、と感心しました。

全国の方から広く反応がありました。
嬉しかったのは、福島県のひとたち。
被災された人から頂く電話が嬉しい。

もうひとつは、大学時代の無医地区活動の仲間からのメール。
長野県下伊那郡浪合村で春夏冬と6年間寝起きを共にした
仲間たちからの久々のメールには感激しました。

皆さん、近況の中に子供の話題が出て来ます。
子供がお医者さんと聞かされて愕然としました。
そう、もう、みんな若くはないんだ。

気分は研修医ですが、外見は老医手前です。
しかし自覚症状に乏しいので、困ったもの。
急に昔に戻るといろんな想いが交錯します。

さらに驚いたことに有名人からも連絡がありました。
芸能人、学者、財界人、小説家・・・
嬉しいお便りの連続に、悲鳴と感激の1日でした。

そんな中でも新しくドラマが始まる外来患者さん、
新規の在宅患者さんなどに走り回っていました。
本業を忘れては、本末転倒です。

医者はテレビに出るようになれば終わり、と言われます。
現場を放り出して、マスコミを優先しているからです。
たしかにそう言われれば、その通りです。

しかし50歳を超えたら、出てもいいかなとも思いました。
これだけ昔の仲間や知り合いと交流できるならそれもいい。
まあそう開き直れるくらい、歳を取ったということでしょう。