《0876》 帯広に集った仲間たちとの余韻 [未分類]

昨日は、被災者の心のケアについて1時間講演しました。
作家の柳田邦男さんが聞かれていたので恥ずかしかった。
僧侶の大下大圓さんも最前列で聞かれていて困りました。

お二人とも被災地の心のケアを実践されていて
心のケアに極めて造詣の深い第一人者だからです。
二日酔いのうえに冷や汗をかきながらの講演でした。

そう、昨夜は大熊由紀子さんともお話をしました。
考えてみれば著名人が帯広に集まっていました。
本大会の会長は、山下浩介先生がなさるはずでした

しかし、ご病気で急逝されたため、彼が勤務していた
北斗病院のスタッフ達が彼の遺志を受けつがれて、
大会は成功しました。1200人もの参加者があったそうです。

山下先生は天国で喜んでおられると思います。
こう書きながらまだ彼の死が信じられい自分がいます。
去年の今頃、会議のあと、一緒に飲んでいたからです。

帯広空港の食堂で柳田さんと2人並んで飯を食べました。
柳田さんは、被災者の傾聴について優しく話されました。
外に見える温度計は、18度を指していました。

大阪に帰り、医局と高校の後輩の国会議員と会いました。
その横では、今、国政を狙う政党が集会をしていました。
多くのマスコミが集まっていました。

気温は30度を超えて蒸し暑いが、国政も熱い。
帯広の余韻に浸る間もなく、一挙に現実に戻りました。
そうこうしているうちに、電話やメールが一杯入ります。

私が出張している時は平穏なのですが、帰ったとたんに
いつも往診や看取りが待っているのです。
いったいどうなっているのか、いつも不思議に思います。

というわけで、やはり深夜まで仕事をしていました。
今週は日本を1周しましたので、しっかり働きなさい
という神様の命令
なのでしょう。