東日本大震災から1年半が経ちました。
一昨日は被災地の現状を皆さんの前でお話ししました。
忘れないで、できることをやり続けようと言いました。
阪神大震災の1年半後、被災者の自分はどうしていたか。
開業して1年少したった頃は、閑古鳥が鳴いていました。
昼休みはやることが無く、梅田の街や書店をうろついてた。
「復興」の足音は聞こえていました。
鉄道やライフラインは、完全に復旧していました。
震災を振り返るイベントがあちこちで開催されていました。
阪神の復興に比べて、東北の復興は大幅に遅れています。
さらに福島の復興は全く見えないところも多くあります。
阪神と今回の東日本は、復興のスピードが全く違います。
被災の規模が格段に大きいうえに
原発事故の影響があるからです。
その阪神でさえ17年経ちましたが、いまだに
苦しんでおられる方がたくさんおられます。
毎日泣いているひとがおられるのです。
阪神でさえ終わっていないに、東北はいったいどれくらいの
時間がかかるのか想像もできません。
おそらく20年、30年、いやそれ以上、かかるのでしょう。
ということは、支援の本番はこれから。
これからが本格的な支援の始まりなのです。
忘れてはいけません。
何度か被災地に足を運びましたが、困っている人が沢山います。
私たちは自分ができる範囲の支援を続けるべきだと思います。
福島の美味しい野菜を、ネットで買うのも一法です。
福島県から県外に避難している方が6万人もおられます。
全国各地に散らばっています。
兵庫県には、470人ほどおられるそうです。
各地に散らばって避難している被災者を励ますことも大切。
とにかく忘れてはいけません。
二重ローンの問題は、昨年7月に拙書で提言しました。
「共震ドクタ ー阪神そして東北―」(ロハスメデイア)
これは阪神での経験を東北に活かすために書いた本です。
是非、参考にして頂ければ幸いです。
支援の本番は、これからなのです。