一昨日、偉いお医者さんに声をかけられました。
「長尾君、尊厳死の10ケ条、良かったよ」
「長尾君、安楽死の10のポイント、読んだよ」
お医者さん以外にも声をかけれられました。
「長尾先生、やっぱり尊厳死の本はいいね」
「長尾先生、親が安楽死させてください」・・・
惜しい!!
近いけど少し違っている。
というか、かなり間違っている。
聞き流せばいいものを、聞き返しています。
「ヘイオンシのことですか?」
「ヘイオンシ?、どんな字を書くの?」
少しくらい本が売れたところで、簡単には覚えて貰えない。
「尊厳死」の意味を知らない上に「安楽死」と混同されます。
尊厳死と安楽死を区別することが大切だと思い知らされます。
昨夜は、医局会のあと、在宅患者さん宅を往診し
「尊厳死」について2時間ほどお話ししました。
時間をかけての説明が満足死の土台となります。
看護師が末期がんの在宅看取り率を計算してくれました。
2年前は、80%
1年前は、87%
今年は、97%と年々上昇しています。
末期がんで在宅療養を依頼された方のほとんどが
そのまま最期まで自宅で過ごされていました。
この数字は結構な数字だとあらためて思いました。
もちろんみなさん「平穏死」で「尊厳死」で「満足死」。
今日は、午後から日本尊厳死協会の理事会で移動。
明日は在宅ケアの研究会で、高知県に移動します。
大型台風の影響が心配です。
このブログは、休まないと聞いています。
日々、他愛もないことを書いていますが
今後ともよろしくお願いいたします。