《0890》 日馬富士は元気を与えた [未分類]

大相撲は日馬富士関が二場所連続で優勝を飾りました。
昨日の白鵬との1分50秒の大相撲には感動しました。
私は特に相撲ファンではありませんが涙が零れました。

彼は勝負がついた瞬間、転んだまま土俵に額をくっつけた。
反射的に土俵に御礼を言ったのでしょう。
額に砂をつけたまま、控室に引き上げていきました。

夜のテレビでは、自分を支えてくれた人々への
感謝の言葉を述べました。
とても素直で、心の底から出た言葉に聞こえました。

これまでどの優勝者も、同じようにしてきたことです。
しかし昨夜、日馬富士が発した言葉はすべて、これまで
聞いたことがない輝きを放っていると感じました。

彼のコメントには、奢りのかけらも感じませんでした。
感謝の念と、安堵だけがひしひしと伝わってきました。
無我夢中の15日間が終わった・・・

日馬富士の相撲は、私にも元気を与えました。
とにかく前に出ます。
力強さと同時にしたたかさも強く感じました。

派手さはないが、普段の努力に裏打ちされた底力を感じる。
ちょっと飛躍するかもしれませんが、彼の相撲スタイルは
高齢者の健康管理に通じるものがあると、直感しました。

不断の努力と感謝の気持ち。
健康長寿にはそれしかないと私は思っています。
努力しても叶わなければ仕方がないと諦めます。

実は、家に居る休日は、実に久しぶりです。
1日いるだけでテレビからこれだけの感動を貰えるのだから
普段はずいぶん損をしているのかな、とも思いました。

日本は、内政にも外交にも行き詰まっています。
特に外交問題は、解決の糸口すら全く見えません。
正直、医療よりも外交防衛のほうが上位問題だと思っています。

もし戦争になれば、多くの命が失われることは歴史では明らか。
人の命を救うのが医者の仕事なら戦争回避について考えるのも
医者の仕事ではないかと思いながら、生きてきました。

日馬富士が示した不断の努力と感謝の気持ちは、
外交防衛にも通じるところがあるのではないか。
妄想と笑われるかもしれませんが、そんな気すらしました。

モンゴル人横綱が2人になることは日本人として正直複雑です。
しかしあれだけ素晴らしい相撲と会話ができる横綱なら嬉しい。
大きな目で見れば、アジアのスポーツ交流がまた一歩進むのです。

日馬富士を見ていたら、どことなく日本の総理大臣の
風貌に似ているような気がしてきました。(笑)
総理も日馬富士の元気にあやかって欲しいと思いました。