《0903》 宮城県レポートをお届けします [未分類]

一昨日は、西宮のNPO法人「つどい場さくらちゃん」
来年3月3日に開催される「かいご学会」の打ち合わせでした。
あの「大往生・・・」の中村仁一先生をお招きしての大会です。

その席上、大阪府茨木市で同じくつどい場を
主宰されている女性としばしお話ししました。
明日から数日間、被災地に行きボランティアをすると。

なんと気仙沼の大島で活動されるそうです。
大島は私も、4月30日、震災51日目に訪問しました。
たった一人しかいない訪問看護師さんに、同行しました。

映画「無常素描」や、拙書「共震ドクター」にも
大島の様子が描かれています。
しかし現在の様子は知りません。

あれから島のみなさんは、どうしているんだろう?
ずっと、気になっていました。
7月はいわき市と相馬、南相馬市の訪問しかできなかった。

先日、帯広での在宅ケア研究会でもお話ししたのですが、
被災地支援は、これからが本番です。
阪神大震災の悲嘆は、17年後の現在も続いているからです。

その女性が気仙沼の大島を訪問すると聞いたので
現地レポートをお願いしました。
さっそく、3本の携帯メールが届きました。

この場をお借りして以下、その現地レポートを紹介いたします。


レポートその1 スタート!

共生社会東日本地震被災者救援・支援の会主催、
大阪府「新しい公共の場づくりのためのモデル事業(震災対応)」の
補助事業です。

今、自己紹介が終わりました。
大人の集まりという感じでとても和やかな雰囲気。
すぐに溶け込みました。

顔ぶれは大学関係者、大学生、大阪ガスの
社会貢献課、市役所、ボランティアグループ、郵便局等々、実に多彩。

ほとんどの方が東北でのボランティア経験者です。
皆さん忘れていません。
気仙沼出身の女性の方がコーディネーターです。


レポートその2 北摂つばさ高校の取り組み

茨木市の北摂つばさ高校の先生が任意団体を立ち上げ、
高校生を気仙沼に連れていき、また地元の高校生を茨木市に招く
という取り組みを震災後、十カ月で実現させました。

気仙沼の高校生の宿泊は地元の方にお願いしているそうです。
まさに地域共生です。


レポートその3 南三陸町の今

なんにもない。茫然とたたずむだけでした。
防災センターが左後方に見えています。周囲をボランティアの方々が泥かきをなさっていました。

防災センターについては‘撤去するか’‘残すか’で
論議が分かれているそうです。
遺族の方々にとっては‘見たくない’という心情が強いそうです。
わかります。


【PS】

昨夜は神戸で講演したあと岡山の会議に参加。
最終で帰阪して今日は朝一番から和歌山です。
連休なので和歌山に向かう電車も満員でした。

これから、日本尊厳死協会・関西支部大会が始まります。
年に一度の大きなイベントの準備に役員一同、必死です。
今日は、ベストセラー作家の久坂部羊氏に講演頂きます。

今日は、和歌山の方々とゆっくり意見交換をさせて
いただけると楽しみにしています。