《0920》 変えられるかな?医学教育 [未分類]

今日から急に寒くなりました。
そろそろ本格的な秋が到来します。
インフルエンザの予防接種も始まりました。 

先週から2週間、研修医(女医)が研修に来ています。
大切なお客さまなので、こちらも教えるのに必死です。
これからの日本の医療を担う大切な人材教育なのです。 

ところで今、いろんないきさつがあって、
ある医学書を編纂しはじめました。
全10巻シリーズの医学書の編集責任者を任命されたのです。 

ちょっと笑わないでくださいね。
本当の話ですから。
どうしてこんな町医者が、そんなことになったのか。 

それは最前線の現場にいることから選ばれたようです。
実は、私もよく分からないのですが。
しかし医学書専門の老舗書店から、編纂を依頼されています。 

私の人生の中に、医学書を書いたる編むことがあるとは
夢にも思いもしませんでした。
まして、医学書シリーズの総編集を依頼されるなんて。 

また、別の医学書店からも、単著の医学書を依頼されました。
これも信じられません。
医学書と言えば、大学教授しか書けないと思っていました。 

しかし時代は変わったのですね。
なにせ研修医が、開業医にやってくる時代ですからね。
しかし、どうせやるなら頑張ろうという気になっています。 

医学書は一般書のようには、売れないそうです。
医者しか買わないからあんなに高価だそうです。
それでも少しでも多くの医者に読んで頂きたい。 

医療は今、変わりつつある時だと思います。
キュアからケアへ、パラダイムシフト前夜。
これから10年で、大きく変わるでしょう。 

私自身、超高齢社会の医学の柱は、
「緩和」と「栄養」だと信じています。
それぞれの勉強は、日々、やっているつもりです。 

医学会からも、最近、講演を依頼されます。
一昔前は、開業医が学会で講演するなど考えられませんでした。
しかし、今は教授も勤務医も開業医も関係ない世界になりました。 

偉そうに言えるほどの立場でも到底ありませんが、
医療の改善に少しでもお手伝いできればと願います。
何はともあれ、今日も、楽しく勉強していきます。