《0936》 最期まで寝たきりにさせない [未分類]

昨日は、日本慢性期医療学会で終末期医療の
口演発表の座長を務めていました。
6題の演題を担当しました。 

1題目は、療養病床で末期がんの患者さんに
最期までリハビリをしている作業療法士さんのお話でした。
彼の熱意が伝わってきました。 

実は、理学療法士さん、看護師さんも同様に、最期まで
人間の尊厳を損ねないケアやリハビリに関する発表でした。
どれも素晴らしい発表ばかりで、感心しました。 

「最期まで寝たきりにさせない」という意気込みが
ひしひしと伝わってきました。
スライドに出てきた患者さんの顔は全て笑顔でした。 

療養病床も末期がんの方を沢山受け入れていることを
恥ずかしながら、初めて知りました。
とてもレベルの高いケアを提供されてました。 

夜はまた、東京の有名な病院のスタッフのみなさまと
当院の3人組がしっかり情報交換させて頂きました。
連日連夜の交流会です。 

正直、療養病床というものをよく知りません。
見たことがないのです。
一度お互いの見学に行こうという話になりました。 

今朝は朝一番から、終末期医療のシンポジウムです。
テーマは、「在宅死 VS 施設死」。講演もします。
非常に分かり易いけど難しいテーマについて論じます。 

私は、末期がんになった時に、在宅療養と療養病床を
自由に行き来できたらいいのにと常々思っています。
両者が連携して患者さんのお役に立つことが大切です。 

医学会に来るといろんな学びがあります。
いろんな医療者の話を聞くことは、大切です。
在宅医療界と療養病床界は外国と日本のような関係です。 

今日も一日、しっかり勉強させて頂いています。
自分に与えられた役割をしっかり果たすつもりです。
療養病床に負けないよう在宅も頑張ろうと思います。