《0958》 そもそも、抗がん剤とは? [未分類]

抗がん剤とは、がん細胞を攻撃するお薬です。
抗がん剤は、「抗がん剤」と「分子標的薬」という
2つの大きなグループに分かれます。

「抗がん剤」とはDNAに直接、作用するお薬です。
当然、全身の正常細胞をも攻撃します。
なかでも骨髄、髪の毛、粘膜などに副作用を起こします。

一方、「分子標的薬」は、DNAに直接作用しません。
文字どおり、がんの増殖に関与する分子のみを攻撃します。
その分、副作用は「抗がん剤」より少ないと考えられています。

「抗がん剤」は、70種類が使われています。
「分子標的薬」は、20種類が使われています。
1990年代から開発された、まだ新しいお薬なのです。

抗がん剤という言葉を使う時、どちらの意味なのか
私自身もあまり意識していないことがあります。
私は、両者を含んで、抗がん剤と呼んでいます。

分子標的薬の登場で、抗がん剤のイメージが変わりました。
よく従来の抗がん剤は、じゅうたん爆撃に、
分子標的薬は、ピンポイント攻撃にたとえられています。

あと、抗がん剤ではありませんが、がんの治療に使われる
お薬として、「ホルモン剤」もあります。
乳がん、子宮がん、前立腺がんに使われます。

【PS】

今日から12月。
早いですね。
寒くなりました。

今日は介護の世界での有名人、三好春樹さんをお迎えして
尼崎でイベントがあり、司会をしています。
明日は、岡山県で、朝から講演をしています。