《0961》 肺がんの治療法 [未分類]

肺がんは、日本人のがん死亡の第1位です。
毎年8万人が肺がんにかかり、7万人が亡くなります。
その最大の原因は、もちろん、「タバコ」です。

肺がんには、4つのタイプがあるのは有名な話です。
小細胞がんと、非小細胞がんに大別されます。
小細胞がんは、喫煙男性に多く、タチの悪いがんです。

非小細胞がんは扁平上皮がんと非扁平上皮がんに分かれます。
そして非扁平上皮がんは、腺がんと大細胞がんに分かれます。
故・金子哲雄さんのカルチノイドは、その他に分類されます。

非小細胞がんは、肺がん全体の85%を占めますが、
そのうち60%を腺がんが占めています。
いずれにせよ、2つの分類は覚えておいてください。

手術のトピックスとしては、胸腔鏡下の縮小手術です。
傷口がほとんど分からない、肺の手術が増えてきました。
早期の肺がんにはレーザーやラジオ波治療も用いられます。 

しかし、何と言っても副作用が少ない放射線療法が盛んです。
ピンポイントで照射する「定位放射線療法」がおススメで。
その他、1回300万円かかる粒子線治療も有名です。

さて、肺がんの抗がん剤治療は
非小細胞がんと小細胞がんに分かれます。
両者の治療法は、かなり異なるのが現実です。

【PS】
私事ですが、昨日、「胃ろうという選択、しない選択」という本が
セブン&アイ出版から世に出して頂きました。

胃ろうでお悩みの方、病院の先生に勧められて迷っている方など、
幅広い年齢層の方に読んで欲しいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。