《0985》 抗がん剤は競馬?? [未分類]

競馬には、オッズ(配当倍率)があります。
どの馬が勝ちそうか、ある程度予測できるからです。
だいたい当たりますが、大きく外れることもあります。

大本命なのに、ぜんぜん外れることがあれば、
大穴の馬が来て、万馬券になることもあります。
また、本命狙いのひとと、大穴狙いのひとがいます。

宝くじに比べたら、競馬のほうが事前予測できます。
宝くじは売り場だけですが、競馬は過去の戦歴のみならず
当日の馬場の状態など、多くの情報を収集し分析できます。

さて、抗がん剤治療は、競馬と少し似ているような気がします。
事前に得た情報を分析してある程度、効果が予測できます。
ただしあくまで確率の問題なので、外れることがあります。

競馬は、当てたいひとだけが参加します。
参加しない自由もあります。
万馬券を当てても、1回きりで止めておく手もあります。

ちょっと不謹慎な喩えだとお叱りを受けるかもしれません。
しかし抗がん剤の効果が不安だと相談に来られる人に
宝くじや競馬の話をしたら妙に納得されたので、書いてみました。

【PS】
年末ですね。
道路が渋滞して往診に時間がかかります。
大きな病院から自宅に帰って来るひとが増えます。

年末年始は、だれでも自宅で過ごしたいものです。
そろそろ、帰省ラッシュが始まるのでしょうか。
仕事に埋もれているのでちょとズレているかも。

ノロとインフルに気をつけてください。
年末、どうかご自愛ください。
正月関係無く、抗がん剤についてまだまだ書きます。